研究内容

◆研究理念

当研究グループでは,”緑地”を「あらゆる生物が存在し得るすべての地域」として広義的に捉え,国内外を問わず,海域を除くすべての緑地を対象に,「水」をキーワードとして幅広い研究活動を行っています.

対象とする地域における水環境の「望ましいあり方」を科学的に追求し,その実現に向けて工学的に取り組むことを研究の基本姿勢としています.

水と,土壌,植物,大気の各要素との関わり,あるいはこれらを1つの連続体として捉えた「場」の特性や,地域的な水循環についての基礎的研究をはじめ,実際の現場を対象とした水利用システムの診断~計画~管理や,水質・景観・生態系を含む緑地環境の保全・管理についての応用的研究にも取り組んでいます.

 

◆最近の研究テーマ

○灌漑排水管理および流域水管理
・高品質ミカンの安定生産に向けた灌漑システムに関する研究
・畑地における栽培管理用水量の定量評価に関する研究
・海外各国における灌漑システム開発や用水管理に関する研究
・流域貯留量評価に関する研究
・流域レベルでの農業用水管理に関する研究

○農地や農業施設がもつ多面的機能の評価
・ため池がもつ洪水緩和機能に関する研究
・ため池がもつ栄養塩類流出抑制機能に関する研究
・農地や水域による気候緩和効果に関する研究
・環境配慮型用水路の魚介類生息および通水性への影響評価に関する研究
・農業用水の地域用水としての機能評価に関する研究

○農地や熱・水環境の保全
・アンデス渓谷地帯における土壌侵食抑制に関する研究
・屋上緑化による水環境への影響に関する研究
・屋上緑化による熱環境保全に関する研究
・ため池の水質管理および浄化に関する研究
・扇状地における地下水流動の評価に関する研究

○農村開発および活性化
・ミャンマーにおける参加型灌漑管理に関する研究
・ボリビアにおける農村集落の自立支援に関する研究
・中山間地域における耕作放棄地の解消対策に関する研究
・途上国における貧困削減に関する研究